またしても2か月ぶりの更新になってしまった12発目のチャートは!管理人が参加しているあるPartyをきっかけに存在を知り、気づけば通うになっていたアットホームなナイスParty「Moire」クルーより!7/30に惜しまれながらも最終回を迎えてしまう「Moire」をイメージしながら三者三様の選曲を要チェックだ!
Jealous GuyのDJを支える5Tracks
今回セレクトした5曲の内4曲はJealous GuyのDJプレイに多大なる影響を与えたもので、最後の1曲は番外編です。それぞれカラーが異なり、個性的な曲ばかりなので是非チェックしてください。そして、あなたのDJプレイにもパクッて是非組み込んで欲しいです(笑)
1. Eden Burns – Free Your Minds – PUBLIC POSSESSION Space Jazz Mix) – Far Out Recordings
みんな大好きEden Burns。僕も大大大好きで彼のヴァイナルはほとんど持っていますが、その中でも特に現場でよくかけている曲です。
ミニマルな展開なので自分のスタイルによく合う。しかし、自分のDJ中にはあまり出てこないアシッドの要素がこの曲にはあるので、自分のプレイのスパイスになっています。
また、どの曲とミックスしても相性が良いので重宝しています。困ったらこれ!の一曲なので、護身用としてレコードバッグに大概忍ばせています。ここぞという勝負の現場には絶対持っていきます。
2. Arapu – First New Dance – Rawax
これも自分の現場でよくかけている曲です。Arapuの曲はベースラインが前面に出た曲が多いですが、特にこの曲のベースラインはお気に入りでカッコいい。
一撃必殺的な曲です。とてもミックスし易くテンポを合わせるのが比較的ラクなので、プレイ中に一息つきたい時や心を落ち着かせたい時に入れて一旦体制を整えるのにも使っています。
先述の「Free Your Minds」同様、頻繁に現場でかけており、このレコードにすぐに頼りたくなるので敢えてバッグに入れず現場へ出かけることもあります。すぐに頼りたくなるレコードとは大体そういう付き合いをしています(笑)
そして余談ですが、この曲はマスタリングの音量が他の曲よりも結構デカいので、トリムを少し下げる必要があります。そのくらいパンチの効いた曲です。
3. Dragosh – Have A – WEorUS
僕がミニマルハウスに目覚めるきっかけとなった、rhadooのミックスCD『fabric 72』。
このミックスに収録されている曲で一番好きな曲がDragoshの「Have A」です。この曲のヴァイナルを所持していますが、なかなかミックスするのが難しくて現場で何度がトライしましたが、上手くミックスできた記憶がございません。全くDJユースとはいえない楽曲ですが、いつか上手くミックスしたいなと思っている曲です。先述の曲たちとは真逆で、大好きな曲だけど、現場に持って行くとトライしたくなるのでレコードバッグには入れないようにしています(笑)
4. RAV – Serirs 1 – RAV
Ko-TaとKiyokazu Hamawakiによる2人組ユニット、RAV。彼らの2枚目のEPのB面に収録されている「Series 1」は、僕が特にフェイバリットとして挙げたい1曲です。
僕はミニマルのセットの中に4つ打ち以外のトラックを織り交ぜるのが好きで毎回それをやるのですが、そのスタイルのきっかけを与えてくれたのがこのEPでした。
その中でも、特に印象に残っているのがこの曲です。ミニマルハウスの空気感をまといながらも、ブレークビーツを軸に、さらにトライバルな要素も取り入れたサウンド。上物はほとんど鳴らない極めてシンプルな構成ですが、その分リズムが際立つのでビートが力強く、強烈な訴求力を持っています。
現場でプレイした際に「この曲は何ですか?」と何度か声を掛けられたことがあるほど、印象的な1曲です。
5. Jealous Guy – Warning – GOMA Records
最後は番外編。ワタクシ、Jealous Guyの曲です。今年の1月にGOMA RecordsからリリースしたEP『C M Y K』に収録の1曲。低音の効いた暗くて重苦しい曲で、ジャンルはダブテクノと勝手に思っています。終盤のブレークで入り込むボイスサンプルが特にお気に入りのポイントです。是非聞いてみてください。数ある自分の作品の中でもこの曲を選んだのはタイトルと曲がしっかり思い出せるからです(笑)自分の作った曲って「あっ、こんなの作ったな!」って聞いたら思い出すんですが、ほとんど記憶にございません(笑)大体が作ったら作りっぱなしで、リリースして日が経つと記憶がドンドン薄れていきます。
自分の曲はデジタルのみのリリースで、フィジカルが存在していません。そのためヴァイナルオンリーでプレイしているボクは自分の曲を現場で使うことが皆無で、プレイバックすることがないのです。その辺のジレンマは常にありまして、自分の曲がちゃんとヴァイナルリリースされればDJでも使えるので、そこを目標に作曲活動も頑張っていこうかなと思っております。
This Chart by
Jealous Guy
ロックンロールバンド、Tallyhoesの傍ら2021年にDJ活動を始める。ミニマルハウスやテックハウスを中心にプレイ。「カッコいいから」という単純な理由のみでヴァイナルでのプレイを始め、オンリーワンなスタイルを目指して奮闘している。2022年9月からissey、繭と共にパーティー、Moireをオーガナイズ。トラックメイクにも精を出し、2025年3月には、Howl Recordsから3曲入りのEPを発表する。5月にはGOMA Recordsから4曲入りのEP『J4』もリリース。このEP収録の”Gorogo”はBeatportの「Best New Hype Deep House : June 2025」に選出される。

繭のDJをつくった5Tracks
DJは「テクノがメイン!」と言っていますが、Moireに限らず、ジャンルを問わずいろんな現場でプレイする機会に恵まれ、DJを始めてから本当に幅広い音楽に出会いました。好きな曲は数え切れないほどありますが、今回は自分のDJを形作ってきた曲、大好きで助けられた曲、今の自分につながる5曲を選びました。
1.椎名林檎 – 浴室 – EMI Music Japan
2000年、小学生の頃に聴いて衝撃を受けた一曲です。一定のリズムで鳴る電子音に(それがヨツウチだとも知らず)、歌が重なると、こんなにカッコいいんだ…!と、初めて”テクノ”を感じました。衝撃を受けて、何度も繰り返し聴きました。もちろん”テクノ”と思って聴いていたわけではなかったですが、振り返ると、この曲が自分にとってDJとしてダンスミュージックやテクノに惹かれたきっかけだった気がします。DJをするようになってからは、他のテクノトラックと組み合わせてプレイしたこともありますし、数年前には石野卓球 Remixもリリースされていますよね。
2.Indira Paganotto – Santa Fe (Breger & Timboletti Remix) – Copycow
DJを始めた頃に強く影響を受けた、大好きな一曲です。BPM108という遅めの四つ打ちに、トライバルなグルーヴとロービートが混ざり合うサウンドが、自分に強く刺さりました。ちょうどその頃、西船橋「熱帯夜」のパーティーに呼んでもらい、休日のお昼という早めの時間帯でBPM110前後の遅めのビートに挑戦しました。その時に「New Beatっていうジャンルがあるんだよ!」と教えてもらい、ありがたいことにプレイも好評で、自分の選曲の幅が一気に広がりました。それ以来、遅めのテクノやトライバル、エレクトロを軸にしたプレイは、自分らしいスタイルの一つになっています。この曲の別RemixにはBPM128のものもあり、テクノパーティーでもプレイできるカッコよさがあります。Indira Paganottoの持つトランス感や存在感も含めて、大好きな一曲です。
3. K Wata – Your Attitude Not Mine (Clemency Remix) – SLINK
DJプレイの中で、何度も助けられている”破壊”の一曲です。それまでの流れをぐぐーっとじわじわ馴染ませながら、空気を変えていける力があり、展開を作りたい時の変化球として、本当にいろんな場面で使っています。BPM85だからこそ、160BPM前後のドラムンベースからハーフテンポに落としたり、さらにBPM60〜65まで落として、そこから120〜130BPMへ持っていったりと、セットの流れを大胆に変えるきっかけにもなっています。歌ではなく、ビートにハマるように同じ言葉が繰り返されるトラックも大好きで、この曲の全てが自分の好みに刺さりました。このLPも収録曲を全部購入するくらい、K Wataの音楽が大好きです。こうした「流れを壊して新しい景色を見せてくれる曲」として、Maduro「Inexhaustible Bottle」も大好きです。アコーディオンのようなクラシカルな生楽器の響きや、ワルツの要素を取り入れたテクノにも強く惹かれています。
4. Polygonia – Pterois Milles – ara
特定のアーティストを追いかけることはあまりないのですが、Polygoniaだけは特別です。強すぎず、ミニマルで、繊細。みずみずしさと無機質さが同居したような音が、ヒプノティックなグルーヴの中に次々と登場します。ほとんどすべての作品が好きです。この曲では、オルゴールのようなフレーズが少しずつ音階のキーを上げながら延々続く、「この先どうなってしまうんだろう??」というワクワクと高揚感のある展開がたまりません。初めてWOMBでプレイしたとき、それまで硬めのテクノが続いていたところにこの曲を混ぜると、海外のお客さんの反応が一気に変わりました。求心力が凄くて、音に吸い込まれていくような感覚があり、「やっぱりPolygoniaはすごい!」と改めて感じた一曲です。
5. Shifting Gears – Miyatsukomaro – Musar Recordings
Hoshina Anniversary(Shifting Gearsは別名義)の作品はどれも大好きで、「Miyatsukomaro」をはじめ、「gurguru」「なし崩し」など、好きな曲を挙げるときりがなく、DJでもたくさんプレイしています。今はDJではなく、トラックメイクとベースと電子音によるライブを中心に活動されているHoshina Anniversaryさんの演奏を観に行けたことも嬉しい思い出です。琴やGONGといった日本的(アジア的)な生楽器の音が、エレクトロへ溶け合う音楽が大好きです。余談ですが、香港をはじめとするアジアのシーンも好きで、日本のアーティストも数多くリリースしているFUFU Recordsも大好きなレーベルです。自分もトラックメイクに挑戦しては挫折していますが、いつか納得できる作品を作って、FUFU Recordsからリリースするのが夢ですね。その時はぜひ、皆さんのDJでプレイしてください!笑
This Chart by
繭
2020年夏に福岡から上京、音楽好きな人との繋がりを求めてDJをスタート。関わる人はもちろん、興味を持つ音楽の幅も広がった。楽器経験からジャズやバンドの生音が好きだったが、DJとしては電子音の面白さに興味を持ち、テクノをメインに活動している。2022年9月からは、issey、Jealous Guyと共に下北沢LIVEHAUSにて、予定不調和ダンスミュージックパーティー【Moire(モアレ)】をオーガナイズ。 自身のDJで志すのは、どんなジャンルも曲も音も許容する自由な選曲で、居心地が良くてちょっと高揚しちゃう空間を作ること。

isseyのDJを語る上で外せない5Tracks
17歳で始めたDJも、気づけば30年以上が経ちました。そんな私のDJ人生に欠かせない楽曲を選びました。
1. Barbara Tucker – I Get Lifted (Boyd Slams The Organ Mix) – Strictly Rhythm
ゴスペル感があり、オルガンも強く入ってきて10代の頃から使わせてもらっている1曲。下支えする高揚感が強く、当時のHouseが強く感じれて、未だによく使います。ソウルフルで胸が躍る、頭から離れなくなる一曲。何もしていない時でも、ふと頭の中で流れ始めます。
2. Jaydee – Plastic Dreams (Jaydee’s Groove Mix) – R&SRecords
これはHouseを聴く人は一度は聴いたことある曲だと思うんですが、オルガンが強く前に出ていて、ずっとベースも動いて、病みつきになるやつ。
トリップ感・没入感も感じられ、他に類をみないこの曲は未だにremixも多く出ていて、この曲のremixを最近の人も使い始めてるように感じます。
3. Lil’ Louis – French Kiss (The Original Underground Mix – Epic Records(US) , Full Frequency Range Recordings(UK / EUROPE)
これも、一度は聴いたことのある曲だと思います。remixも多過ぎる程にあり、未だに自分はremixを探しています。自分の中では「ストーリー性」と「官能」というカテゴリーに分けていて、この曲はどちらにも当てはまるの、どこにでもブッ込める感じに使わせてもらっています。
4. TAKAMI – Akihabara Gateway (Co-Fusion Remix) – Akihabara Heavy Industry Inc.(秋葉原重工)
TAKAMIさんとCo-Fusion、大好きな人達の名前が入ったこの曲。曲自体も私のDJには使いやすく、選曲時にはかなり重要なポジションになっています。
アンダーグラウンドの要素のある反復グルーヴが感じられ、これからもたくさん使わせていただきます。
5.ATT & DOUBLE PEACE – Stars – BOYS LIKE GROOVE
ATTさんとも仲良くさせていただいていて、この曲も直にいただいた曲です。
一言で言うと、夜明け前のような多幸感と希望がある曲で、私のスタイルによく合う曲です。
This Chart by
issey
福岡出身、現在は都内を拠点に活動するDJ。 Houseを軸にTechnoまでを自在に行き来し、ジャンルの境界にとらわれないグルーヴでフロアを構築。90’s〜現行サウンドまでを織り交ぜながら、力強く高揚感のあるダンスミュージックを届ける。 「Moire」「plug」「酔祭」のオーガナイズを手掛けるほか、kottiとのユニット「Starfish」としても活動中。

「Moire」ってどんなパーティー⁉︎歴史と共に教えてくださいませ!!
Moireは2022年9月に産声を上げたパーティーで下北沢LIVEHAUSを拠点に毎月開催しているパーティーです。テクノ・ハウスを軸にしていますが、敢えてジャンルを絞らず、他のパーティーでは味わえない個性豊かなDJの組み合わせにこだわり、モアレ現象のように、予定調和ではない、その場でしか生まれない音の重なりや繋がりをコンセプトにしています。毎月やっているので主催側は結構大変です。気づけば満4年に到達しそうですが、クルーの一人である繭が産休に入るため、2026年7月号をもって最終回となります。ラストは特に我々が懇意にしているDJの人たちを呼んでラストっぽい感じで終わろうかなと思っています。円満な終了なのでまたいつか復活したいですね。
Jealous Guy – Moire vol.42 – 2026/2/26
issey – More vol.41 – 2026/1/27
繭 – More vol.43 – 2026/3/31
HIDE FM – Moire vol.11 – 2023/7/20
issey – More vol.15 – 2023/11/16
TANAKA- Moire vol.8 – 2023/4/14

Moire vol.14 – 2023/10/19

Moire vol.41 – 2026/1/27

Moire vol.42 – 2026/2/26

Moire Crew@solfa

Moire Crew@中野スミス

Moire Crew in 熱海
告知
2025/7/30 Moire vol.47 最終回
約4年間、毎月開催していたMoireは、今回が最終回!
楽しく踊って浸って、一緒に締めくくって!FIN
あとがきby管理人
管理人がMoireというPartyの存在を認識したのは、もともと、Rinさんの主宰する「Hangout」での共演をきっかけに、Jealous Guyくん(ジェラスくん)と交流が生まれ、ジェラスくんをきっかけに、パートナーである繭ちゃんとも知り合い、インスタでの告知を見たことがきっかけでした。管理人は仕事が広告系なので、モアレっていうと、「モアレ(グラフィック作品の制作過程で生まれてしまう歪み)が出ちゃった」なんていう言い方で聞くワードなので、それをあえてパーティー名にするとは洒落てるなぁということで印象に残っていたのでした。その後、精力的に開催していることや伝わってくるアットホーム感から、これは一度行ってみたいなと思い、最初は青山蜂での出張版、次いで、本拠地であるLIVE HAUSでの通常回に行くようになった、という感じです。クルーの皆さんのカラーがそれぞれ異なりながら、いつもその時々クルーが楽しく思っている曲がかかっている感じと、毎回、馴染みの友達が集まっている感じと、でありながらも、誰に対してもオープンな感じがとても心地よくて、「もっと前から通っていれば良かったなぁ」と思うのでした。
管理人はDJをやりはじめた時、1つのジャンルの1つのゾーンにのめりこむ様なタイプだったのですが、実際にクラブに足を運ぶ様になって、実際にDJのプレイを現場で浴びる様になってからは、クラブで体験する前には触手が伸びなかった音楽に食らわされる様になり、「ああいうのもいいなぁ、こういうのもいいなぁ」という調子で色んなParty、色んなDJプレイを体験する様になりました。お三方のDJを聴いていると、その頃の、「ああいうのもいいなぁ、こういうのもいいなぁ」という気持ちが呼び起こされる感じがしていました。いつも「いいなぁ」と思っている内に、Partyの終了時間、恒例の集合写真タイムになっているんですよね。毎月フレッシュな方々を招きながらもアットホームな雰囲気を保っていることは、集合写真からも伝わってきます!それもこれもお三方の人柄と仲の良さが為せるものだなぁと暖かい気持ちになりますね。
そして寄せていただいたチャートもお三方の好みがしっかり伝わってくるセレクトで、作業している今もLIVE HAUSに居るような気持ちになっています。管理人自身がお三方それぞれのベン図とかぶる所を改めて感じ、そういう部分も通いたくなる要因なのだなと。
さて、そんな素敵なDance Music Party「Moire」、惜しまれながらも7/30に最終回ということで!!改めて、ヘッズは要チェックだ!!予定を調整してLIVE HAUSに向かうべし!!
Dance Music Party ~~
Moire vol.47 最終回
7/30 Thu 19:00 START
下北沢LIVEHAUS
-Guest DJ-
TANAKA
はやとちり
きんぱん
-Regular DJ-
Jealous Guy
issey
繭
-FOOD-
きんぱんタコス

次回の更新は8月初旬也!猛暑に負けないアツい内容なので要チェックだ!
