匂わせ続けていた六人目のチャーティストが遂に登場!!寄せてくれたのはアシッドハウスマエストロ、I-BEAR’!!!!鋭利な振れ幅がたまらないセレクト!ヘッズは早速要チェックだ!!
フロアで聴いて没入したい5枚
1. Paranoid London – Boombox Affair – Paranoid London Records
私の十八番。 ストイックな曲調の良さを知るきっかけとなったParanoid Londonによるトリッピーなアシッド使いと、Bubbles Bubblesynskiによるボーカル(語り?)で構成される最高な1曲。
2. Secret Circuit – Nebula Sphynx – Beats In Space Records
個人的に好きなテイストの電子音が数種類も乱舞している破壊的な曲。 狂乱ポイントはやはり1:56あたりから入る”アレ”かなと。
3. Wamdue Kids – Echos & Instruments – Guidance Recordings
エモいけどちょっと熱量を残して締めたい時にかける曲。 錯乱するメロディーで陶酔するのは間違いないが、いなたいベースラインがエモさを醸し出す。
4. Ricardo Miranda – Rotary Cells – Stilove4music
音数が少なくてもドラムパターンでこんなに狂わせることができるんだぜということを証明している曲。 心地のいいベースと浮遊感のあるサウンドを軸に、ハットとスネアで攻めまくり。
5.Nick Holder – Space Traveller – DNH Records
エモくて切なさを残して締めたい時にかける曲。 目を閉じて、聴いて、召されたい。
This Chart by
I-BEAR’
アメリカ中部で幼少期を過ごし、ブラックミュージックを中心に多様な音楽を吸収。 日本に戻ってからはヒューマンビートボクサーとして音楽活動を開始。バトルで好成績を残すなど、黎明期を代表するプレイヤーとなった。 その後、表現の幅を広げるためにDJに転向。 デトロイト / シカゴ / アシッドを好み、それらの楽曲を通して自身の人間性を表現することを追求。 現在は青山蜂にてsubConsciousを主宰。 潜在意識に擦り込まれるような音楽体験ができるパーティーメイクを志向する。

意外に好きなDJやアーティストを教えてください。
意外と思われるような、思われないような感じですが、、、DJとして影響を受けたと断言できるのは2人いて、両極端なのですが、Delta FunktionenとJoe Claussellです。
Delta FunktionenのDJからは、ひたすらストイックな曲をかけ続けながらも、グルーヴを保ちつつ、その中で盛り上げどころを作るという職人的なアプローチに惹かれました。
Joe Claussellは一方で、DJとしてクラウドに対して、限りなく直接的に影響を与えることができるライブ感のあるアプローチが学びとなりました。 今でも自身のDJスタイルとしてはその2つの要素を軸に構成しています。
意外に好きなアーティストでいうと、知ってくださっている方からしたらそうだろうなという感じですが、Wu-Tang Clan一択です。メンバーのソロ作品含め。 Hip Hop、Downtempo、Breaksなどを普段は聴いていることが多いです。
告知
直近のDJスケジュール
11/23(日) Sound of Cosmos @ KNOCK KOENJI
11/26(水) subConscious @ 青山蜂
あとがきby管理人
青山蜂を中心に活動するI-BEAR’氏と私の出会いは遡るともう10年近く前の出来事になります。私と氏との間には共通の先輩がおり、その先輩が懇意にしていた原宿のホットドック屋さんで、DJがてらに引き合わせていただいたのが始まり。(ちなみに先輩はその日DJの任務もお有りだったのですが、任務を終えてしばらくすると我々二人を置いて後ヨロシクッてな感じで颯爽と去っていきました…。) それからしばらくの間はこれといった接触が無いまま歳月が流れるのですが、コロナ禍後に青山蜂で平日に四つ打ちパーティーが開催される様になり、自分も折に触れて立ち寄ったりDJしたりしている内に店長のローシュくんや、I-BEAR’氏、monielu.hらと頻繁に遊ぶ様になり、、気づいたらチャートをお願いするにまで至っていました。離合集散を繰り返しながら刹那を楽しむ儚さがパーティーやDJにはあると思いますが、故にどこで誰と距離が縮まるのか分からない、これがDJ活動の醍醐味だなと思う今日この頃です。
と、気づいたら感傷に浸っておりましたが、最高極まりないチャートを寄せていただき感謝感激雨嵐。。 Joe ClaussellやWu-Tang Clanは、氏のDJにある陶酔感やストリートの香りからして納得ではあったんですが、では流れるドープネスの源流はなんだろうか?と思っていたところに、Delta Funktionenという意外な名前が登場したので、そこにあったのか!!という驚きがありました。氏のDJの中では、それが3本の軸となっているのか、はたまた、Wu-Tang Clanという土壌に2つの軸が幹の如くそびえているのか、今度会った時にぜひ伺いたいなと思う次第でした。
結びとなりますが今回のチャートは推敲に推敲を重ねていただき、実はお願いをしてから約4か月の歳月を経てようやく掲載に至りました(管理人もバタバタでタイムリーにアップ出来ず…)。漫画雑誌でよく見る「先生原稿の方はいかがでしょうか」とお伺いを立てる編集者さんの気持ちが少し分かった気がします。笑 満を持して世に出たチャート、ぜひ何度も読んでいただき、氏のことを知っている人も、このチャートで知った方も、ぜひぜひ現場でDJを体感していただけたら幸いです!
そして次回のチャートは管理人と共にパーティーをオーガナイズしているあの人から!!ヘッズは、要チェーーック!!
