秋の足音がする今日この頃。ベースシーンの重要人物ZuKaRoHiさんから、激イケテーマのチャートをいただきました!そして今回は主宰パーティー「ブロークンビーツ酒場」や、氏のパーソナルな部分にも触れたプチインタビューも!ヘッズは早速要チェック!
地獄から生還した曲5選
人によってやり方は様々だと思いますが、自分を含めて多くのDJは日々音源を分類、整理してそれがいつかのDJセットに繋がっていく、そんな日常の作業があると思います。
その中にはどうも分類にハマらないとか、実際ミックスしてみるとうまく混ざらないとか、使われぬままになってしまう音源達が出てきますが、自分はそれらをひとまとめの束にして置いておくようにしていて、それが敢えて言うなら「地獄の束」です。
そんなはみ出し者達の中からある日突然ミックス出来る組み合わせが生まれて一軍に返り咲く発見が稀にあり、その瞬間こそがDJとしての最大の楽しみであり、自分にとってのブロークンビーツな感覚かな?と最近は思っています。
今も地獄の束から這い上がれない曲達をいつかは救ってやりたいですね。 そんな音源達なのでわかりやすく言語化した曲解説は難しいので、どうぞその辺はご容赦下さい。
2.Khun Fluff – daw (Konduku dub) – Siamese Twins Records
4.Loft – Heffalump – Astral Plane Recordings
5.Icore – Sigil – Osiris Music UK
This Chart by
ZuKaRoHi
渋谷Club BALLにてブロークンビーツ酒場を主催する。
DJではブロークンビーツを主軸に隙間や刻みの面白い音源の出現に目を光らせている。

ZuKaRoHiさんプチインタビュー
ーまずはブロークンビーツ酒場はどういったパーティーなのか??あらためて歴史と共に教えてくださいませ。
ブロークンビーツ酒場は2010年頃に青山LOOP(※)の平日単発イベントとして気楽な気持ちでスタートしました。
(2015年に5周年という情報が残っているのでたぶん合ってると思う)
当時はブロークンビーツらしいリリースもぐぐぐっと減って最盛期からしたらすっかり衰退していた頃で、だからこそ敢えてブロークンビーツを銘打ってイベントやるには旬じゃ無い感じがちょうど良かった。そんな始まりでした。
初期の頃は少ない人脈の中からブロークンビーツがプレイ出来る人を探してプレイしてもらっていましたがなかなか見つからず苦労しました。
それは自分のDJでもそうで、手持ちの所謂ブロークンビーツだけでは進化もないので自分なりのブロークンの様なものを探しては拡張して、またその周りに繋がって…という連鎖を楽しんでるウチに今に至っている感じで、ブロークンビーツ酒場のブッキングもまた同じように変化していきました。
そもそもブロークンビーツって曖昧なものだと思うので自分が好きな音ならば、仮に四つ打ちであろうと変拍子であろうと全部ブロークンビーツであると勝手に解釈させてもらっています。
もっとわかりやすくジャンル名やbpmやビートの構造とかを例に出した方が良いのかもしれませんが自分ではまとめきれません。
本流のブロークンビーツとは何かを知りたければWikipediaのブロークンビーツの項目を読むと面白いと思います。
ブロークンビーツ酒場を説明しなくちゃいけない筈なのに何も具体的な事を書けて無い気がするけどそれこそがブロークンビーツ酒場なのかもしれません。
(※)青山LOOPは現NUMMの立地にあったクラブ。LOOP→ZERO→NUMMと続く。
ーブロークンビーツ酒場@LOOP時代に記憶に残っている曲を教えていただけますと幸いです!
The Blaktonez* – Flying High (You And I)
好きな曲をデカい音で初めて聴いた曲がコレ
ーブロークンビーツ酒場のブッキングの趣向変化は興味深い方も多いと思いました。初期と現在とで言うと、だんだん「ブロークンビーツの使い手」の定義/解釈を拡張していっている様なイメージになるのでしょうか⁇
Yes
意図してか意図せずかは問わず、ブロークンビーツと共通の要素を自分が感じられたらそれはもうブロークンで良いという解釈です。
ー「普段は四つ打ちのプレイヤーだけど、ブロークンビーツ酒場のゲストになり得る人も全然居る」という感じなのかな??と少し思いました!
常に探してます。ハウス寄りの人のブロークン的なセットは全然あり得る。過去には、Takuro君とMaNa君の会もありました。ハウス寄りとはいいつつも、勿論テクノの範囲にあるブロークンビーツ的な物も大好き。ハウスもテクノもどちらにも深入りしていないので、どちらかをより重視しているつもりは無いです。
ーありがとうございます!続いては、ズカさんのパーソナルな部分もお伺いしていければと思います。ズカさんがブロークンビーツ的なものを認識して、買い始めたタイミングと、傾注していったタイミングは、何年くらいの頃の話だったのでしょう⁇その以前はどういったジャンルがメインだったのでしょうか⁇
ブロークンビーツはドラムンベースから自然な流れで知りました。Degoやその子分みたいな連中がこぞって参入しましたので。それ以前は普通に兄が買ってた洋楽のポップスとかは耳に入ってたし、ちょうどJ-waveが開局したころなんかは聞いた事もないような音楽が色々と聞こえてきて楽しかったですね。時間メモって問い合わせたりしました
ーjwave開局は1988年なのですね!どうでもいいですけど、自分が生まれた年でした、、!ドラムンベースと出会うのは高校生くらいですか⁇
よくわからんコンピCDとか買ってるうちに気がついたらジャングルやドラムンベースは耳にしていました。
ーなるほどなるほど。少し話が巻き戻ってしまいますが、当時のjwaveで今もよく覚えている番組はありますか?
番組決めて聞いてた感じじゃなくて、車を運転しながらとか流して聞いてました。
普通にミュージックレスキューとかは好きだった。
ーピxxン西沢!
あいつはそんなに好きじゃなかったけどw
ー確かにズカさんが好きそうなバイブスではない感じがします笑 お話を聞いて、ズカさんが曲をブロークンビーツとして認識するのに言語的ルールを厳格には設けていなく、感覚的?直感的?かつ広角にジャッジされているということが理解できて、とても新鮮に思いました。言語化したルールというより、長年聴いてきた中での「ブロークンビーツが匂う、匂わない」の様な、嗅覚的判断をなさっているのだなと理解して、まさに長年の経験によるところだと思いました!
嬉しいねえ。
そんな偉そうなものじゃないけど、そんな感じ。
ー最後に、今度のブロークンビーツ酒場のゲストお二人について教えてください。
Tac480は栃木のベースミュージッククルーB-Lines Delight所属のNegatinというアーティストで制作は主にグライムを軸にやってるんだけど、近年ブロークンビーツにハマっていてその名義がTac480です。

HELKTRAMはBack To Chillクルーで勿論ダブステップを軸に活動しているけど、制作でも150やってみたりDJでもダブステップからはみ出した攻めてる感じを何度か聞いているので変なヤツ多めオーダーでお願いしています。

ー当日が楽しみです。
サユリさんもお忘れなく
ーありがとうございました!
告知
・BS0 Radioアーカイブ配信中。
https://bs0radio.mixlr.com/recordings/3184040
・直近のDJ予定
9/18(Fri) ブロークンビーツ酒場@Shibuya Club Ball
あとがき by 管理人
ベースシーンのベテランかつ重要人物であるZuKaRoHiさんとは、管理人がクラブで遊び始めて2~3年が経ったころに先輩から紹介をいただいてから、気づけば15年以上の交流になります。会うたび「何リーノだっけ?」といじっていただいたことが懐かしい限りですが、厳密には異なる音フィールドに居る自分にも境無く接していただき折に触れて先輩方々ご飯にも行き、3年間BALLの奇数月第三金曜日の枠で交互にPartyをし、自分のDJも日頃から聴いていただきフィードバックもいただき、本当にお世話になっている!そんな関係性です。いわゆる四つ打ちをディグっている方々に主にお願いをしているDigholicですが、CHAM+iさんだったり、いろいろなフィールドの方にお願いをしていきたい中、ズカさんには是非お願いしたいと考えておりました。ただ、特にベースシーンの方々は情報発信が積極的で、すでに世に発信されていることも多々あるかと思い、「Digholicでこそ知れる話」みたいなことを意識しました。意識するあまり、「先日ズカさんがForestlimitで話していた<逃れ者 おりん>について語ってもらうのはいかがでしょうか?」など、意味不明なテーマになりそうになりながらも、なんとかしっかりしたテーマに着地しました。いつもはラリーのない形式でアンサーをいただいていますが、今回はズカさんのアイディアにより深堀りしやすいラリー形式でお届けしました!今まで直接ズカさんから聞いたことの無かった話にふむふむと思われた方も多いのではないでしょうか!ブロークンビーツに触れたことがあるヘッズも無いヘッズも、これを機に今週末のブロークンビーツ酒場を要チェックだ!!
【ブロークンビーツ酒場】
2026.9.18(Fri) Open 23:00
@Shibuya_BALL
Door:1500yen (Incl.1st Drink)
TAC480 a.k.a NEGATIN(B-Lines Delight)
HELKTRAM (Back To Cill)
SAYURI
ZuKaRoHi

次回は少し先になるかもしれません!でも要チェックだ!
